HAIR SALON

CLOVER

9 16 ,2018

カラーの時に、髪では何が起きている?

下赤塚の

美容室クローバーの

小野浩正です。

 

前回のブログで、髪の構造を「巻き寿司」に例えてお話ししました。

今回はそのお話しを踏まえ、カラーリングにおいて髪ではどんな事が起きているかを簡単にお話しますね。

 

まず簡単におさらい。

髪は巻き寿司みたいに三層構造になっています。

のりが“キューティクル”

お米が“コルテックス”

具材が“メデュラ”

といいます。

お米(コルテックス)には、ゴマ(メラニン色素)がガッツリ混ざっています。

ゴマの香りは芳ばしく、噛む度に歯応えを感じる程に混ざっています。

 

では早速カラー剤を髪に塗っていきます。

髪にカラー剤の色素だけを塗っても、髪の中まで浸透せず、【染まる】という状態にはなりません。せいぜい色が【付いちゃった】程度です。

これは髪の表面のキューティクル(のり)が邪魔をするから。

なのでキューティクルを開かなければなりません。

そこで使われるのが【アルカリ剤】というものです。

巻き寿司で例えると、海苔を拡げてふやかすイメージです。

(厳密なキューティクルの機能とはちょっと違いますが、可能な限り“例え”でお話しますね)。

アルカリに晒されると、髪はふっくらと膨らみます。

膨らんでお米と海苔に隙間ができ、お米とお米の間にも粘り気が弱くなってできた隙間から、カラー剤の染料 (刻み紅ショウガ) が入っていきます。

染料である「刻み紅ショウガ」、この時はまだ赤くありません。

その染料の他にアルカリで活性化した「過酸化水素」が入っていきます。

この過酸化水素は何のためにあるのかというと「メラニン色素(ゴマ)を壊すため」です。

メラニン色素(ゴマ)が無くなる事で、髪の色の黒は薄くなり、明るくなります。

それとこの過酸化水素は、一緒に髪に入っていった染料の「刻み紅ショウガ」を赤くさせます。

赤く色付きながら「刻み紅ショウガ」は、刻む前の「紅ショウガ」…焼きそばや牛丼等で食べる時の紅ショウガにくっつきます。

 

海苔をなるべくはがさずに味を変えるような、海苔巻きのリメイクですね。

・・・・・・。

伝わっていますでしょうか?

美容師さん風に言うと、

「アルカリで膨潤して、色素と過酸化水素を入れて、髪の中でブリーチして明度を上げて、染料を酸化発色と酸化重合させています」

…って感じです。

 

そして、カラーリングすると起きてしまう髪のダメージは・・・ってお話は、また次回にします。

 

 

 

 

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