スキャルプ(頭皮)の話~ストレス
下赤塚の美容室クローバーの店主、小野浩正です。
今回から何回かに分けて、頭皮の事やそれにまつわるお話。
引っ張って
「何でヘッドスパ推してるの?」
みたいなお話までできると良いなぁと思います。
で、今回は「ストレス」のお話から。
ストレスって、現代社会とは切っても切り離せないもの。仕事や人間関係から過度な情報に囲まれた環境、加齢など様々です。
発散したくとも、忙しさに追われ、だれもがつい抱え込みがちです。
本来、適度なストレスは程よい緊張感をもたらし、エネルギーを生み出すために必要なものです。
ストレスを抱え込んでいると良くも悪くも身体に様々な問題が発生してきます。
ストレスを無くすことは難しいですが、できるだけストレスの原因を作らない事、長期にわたりストレスをためない事が大切です。
そして過度、または長期間に及ぶストレスを受け続けると、以下の症状として現れてしまいます。
*免疫系が乱れ、不安感・不眠・過食・食欲不振・肌荒れ・肥満・脱毛等の異常が生じます
*多くの栄養分が失われ、疲労や病気の引き金となります
*体内活性酸素が増え、老化や生活習慣病の原因になります
では、その過度または長期間に及ぶストレスに負けない身体になる方法は・・・、
*原因をため込まないように息抜きを心がける
*ストレスによって消費される成分をしっかり摂取する
*発生する活性酸素を消去するために抗酸化成分を摂り入れる
・・・等。
分かっちゃいるけど、なかなかねぇ~・・・って心の声が聞こえてきましたよ。
今回は、そのストレス解消のカギとなる“セロトニン”のお話をします。
ストレスがかかると、脳内の怒りや恐れの情報を運ぶ神経伝達物質であるアドレナリンやノルアドレナリンが大量に分泌されます。
その際、感情の乱れのブレーキ役となり、心の安定が保たれるように働きかけてくれるのがセロトニンです。セロトニンを増やす生活習慣を心がける事がストレス解消の近道になります。
まずは食。
セロトニンの原料となる必須アミノ酸のトリプトファンは、体内で合成されないので食事で補うことが必須です。セロトニンの合成に関わるビタミンB6、トリプトファンを脳内に運び、吸収しやすくしてセロトニン神経を活発に動かす淡水化物を合わせて摂れる食品がおススメです。
セロトニン神経のスイッチを入れるためにも朝食は可ならアズ摂るようにし、神経を刺激するためによく噛むことえお心がけます。→トリプトファンについて
おススメの食品はバナナ、納豆、チーズ等があります。
その他にも・・・
運動
筋肉の緊張と緩和を繰り返すウォーキングや水泳を続けるうちに、セロトニンが分泌されやすい体に変わっていきます。リズムを意識して行うことがポイントです。
笑う
腹式呼吸には、セロトニンを増やす作用があると言われています。声を出して笑いましょう。
泣く
セロトニン神経に効く涙は、感動の涙です。
日光浴
セロトニン神経を起こすのが太陽の光です。起床したらカーテンを開けて太陽の光をお部屋に取り込みましょう。
何回かに分けて、スキャルプ(頭皮)・・・スカルプのお話を載せていきます。
僕にとっては、習ってきたスパニストの勉強のおさらいの意味もあるのですが、お付き合い下さい。