植物オイル入ってます?
下赤塚の美容室クローバーの小野浩正です。
先日、少し前にご来店下さった初めてのお客様から、このような質問をされました。
「ここのカラー剤は植物オイル入ってます?」
と。
一応、美容室クローバーで使っているカラー剤は数種類の植物オイル配合なカラー剤だったので、お客様もご納得されたようでした。
大体カラー剤には何か植物オイルや植物エキス、入ってますね。
でも、なんでカラー剤は植物オイルが入っていた方が良いのでしょうか・・・。
頭皮に優しいから・・・?
髪に優しいから・・・?
なんとなくイメージで・・・?
頭皮に優しいから?
カラー剤は、アルカリ性のものが多いです。
頭皮に感じるピリピリはアルカリによるものが多く、接触性皮膚炎って言います。
ちょっと位植物オイルが入っていたって、アルカリ性なモノはアルカリ性なんです。
それはちょっと位はアルカリ性が弱くなりますよ。
健康な肌・髪のphは4.5~5.5です。
中性のph7でも、肌から見れば十分にアルカリ性なんです。肌の弱い人が「中性だから」って使ったスキンケア用品が合わなかったって言うのは、肌から見たらアルカリ性の物を使ったからかもしれません。
そしてカラー剤はph10~11です。
ちょっと位オイルで“薄めて”も、結構なアルカリ性なんですよ。
ちなみに本当にアレルギーを起こすと、首から上がパンパンに腫れます。
目なんかは、一試合終えたボクサーみたいになります。
アレルギーの場合、植物オイル入ってようが無かろうが、アウトです。
それでも植物オイル入ってた方が良いですか?
髪に優しいから?
過去にブログに書きました。クリックorタッチして読んでください。
なんとなくイメージで?
皆さん無添加なものがお好きなのに、植物オイルとケミカルのカラー剤が混ざっていてもOKなんですかね。
植物オイルから見たら、ケミカルな剤だらけで、持っている力を発揮できないし。
カラー剤から見たら、オイルという“不純物”が混ざっていて、普通に染まるのに15~20分位のところ、20~30分よりも長く時間置かなきゃいけなくなるし。
そんだけカラー剤を髪と頭皮への接触時間が増えてしまうのに・・・。
何かね・・・、大事なのはそこじゃないと思うんですよ。