紫外線について僕と話そう
こんにちは。
下赤塚の美容室クローバーの小野浩正です。
今回から何回か紫外線について話をしましょう。
画像は、目に見える色の波長の図です。
可視光線と呼ばれているものです。
左側のV。ヴァイオレットのVです。
右側のR。レッドのRです。
この可視光線の波長の外側にある目に見えない波長の光線、赤の外側にあるものが赤外線と言い、紫の外側にあるものを紫外線と言います。
美容や物の保管には紫外線は大敵です。
お肌のシミ・そばかす、しわやくすみの原因だったり、建物の塗装や車の塗装の色褪せの原因になります。
何かすごく怖くて強くて恐ろしい感じのものですが、地球上の生物にとって無くてはならない存在です。
僕たち人間にもです。
人間は紫外線を浴びることによって、自分の体内でせいせいすることのできないビタミンが作られます。
ビタミンD3は、骨を形成するうえで必要なビタミンです。
骨って言うとカルシウムのイメージですが、ビタミンD3も無いと骨になりません。
しかし、その紫外線のせいで“日焼け”を起こしてしまいます。
サンバーンとサンタンと言われています。
サンバーンは、赤くなります。
サンタンは、その後黒くなります。
さてこの紫外線、髪にとってはどんな影響があるのでしょうか。
髪は紫外線により乾燥、強度の低下、表面の粗雑化、色素や光沢の消失などの影響を受けます。
紫外線により通常“O2”という状態で安定している酸素が、分解されて“O”単体になります。
“O”単体の酸素は、早く何かにくっついて安定したい(反応性が高い)性質を持ちます。
この“O”単体が髪の内部では毛髪組織や色素を破壊し、表面ではキューティクルを破壊します。
艶か無くなってしまったり、赤茶けて来たり、ゴワゴワしてきちゃうのはこのためです。
今回はここでお開き。
次回はその対策についてお話ししましょう。