髪の役割
下赤塚の美容室クローバーの小野浩正です。
今回は、タイトルの通り“髪の役割”です。
人間は身体に衣服をまとうようになってから、外気からの暑さや寒さ、身体の外からの危険などに対応できるようになった事で次第に全身を覆っていた体毛が必要なくなってしまい、退化したと言われています。
特に頭部は人間にとって重要な部分であり、髪は身体全体の指令センターである脳という重要な組織を外からの危険な衝撃や高温・低温などから守るためと言われています。
髪の役割は頭部保護の機能の他に、代謝・排泄機能も持ち合わせます。
新陳代謝の能力も高く、1日に0.3~0.4mm伸びます。これは皮膚の10~50倍の速度で細胞が作られています。
髪を通して身体の中に蓄積された水銀(マグロ類)やヒ素(土壌や水中に天然由来)・カドミウム(土壌中に含まれる)・鉛(食品用容器)・アルミニウム(野菜、穀類、魚介類など土壌から)といった身体にとって有害な物質を体外に排泄している重要な器官なのです。
かの有名なナポレオンの遺髪から、ヒ素が見つかり、ナポレオンは暗殺された・・・!という説も上がったくらいです。
最近では、違法薬物の使用歴の検査にも、髪が検査されるようですね。
身体にとって必要ないものだから、排泄されるんですね。
ということは、髪が薄くなったり細くなってしまうと、排泄機能も弱くなってしまうって事になります。
頭を守って、おしゃれになって、必要ないものを排出するためにも、健康な髪が生えてくるようにしたいですね~。