下赤塚の美容室クローバーの小野浩正です。

今日は、ドーシャについて。

ドーシャって、聞いたことあります？

ドーシャとは「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」の三つからなる生命エネルギーの事を言います。健康状態にある時の身体は、この３要素からなる「ドーシャ」のバランスが取れています。しかしこのバランスが崩れると身体は不調を訴え、様々な病気を引き起こします。

アーユルヴェーダは、そのドーシャのバランスを保つことそのものなのです。
それにより病気を治し、予防し、健康の維持と増進を図るのです。

どんな人の体質にも、それぞれレベルは違いますが、この３つのドーシャ全てによって成り立っている・・・というのがアーユルヴェーダの基本の考えです。

たいていの人は３つのドーシャのうち１つ、もしくは２つ優勢なドーシャがあります。

「ヴァータ」

ヴァータは風と空によって支配されており、このふたつの元素が表すとおり、動き、活動力、コミュニケーション、表現に影響を及ぼします。また、乾いている、ザラザラしている、冷たい、希薄、変わりやすい、軽いという特徴があります。ヴァータのエネルギーは、大腸のなかで増大して、消化器系の問題を引き起こします。
ヴァータの人は、バランスが取れている時には、創造性や注意力のほか、かすかなエネルギーに反応する力を発揮します。しかし、バランスが崩れると、じっとしていられなくなり、不安で怒りっぽくなり、一方的な判断を下すようになってしまいます。

ヴァータはクラッカー、サラダなどの「軽い」食品やコーヒーを過剰に摂取すると悪化すると言われています。日常生活の乱れ、就寝時間の遅れ、頻繁な移動、慌ただしい食事、過剰な刺激によっても、ヴァータが増大する可能性があります。ヴァータタイプの人は、将来に目を向けていることが多いようです。

ヴァータの人にとって、バランスを回復させる3つのかぎは、「暖かさ」、「接地していること」、「規則正しさ」です。

「ピッタ」

火と水がピッタを構成しています。ピッタの特徴（鋭い、熱い、流動的、酸っぱい、油っぽい、強い刺激がある）は代謝と消化を通じて現れることが多いです。ピッタは小腸で悪化する可能性があります。また、ピッタタイプの人は今の時間のなかで考えているようです。

風のドーシャであるヴァータとは対照的に、ピッタの人は気性が激しく、自信にあふれていて、知的で野心家です。また、高い目標を達成することが多く、狙いを絞っていて、切迫した状況でも実力を発揮できます。体格は中肉中背でそばかすがあり、食欲旺盛であることが多いようです。

ピッタが増大すると、感情が激しくなり、競争心が強く、批判的で高慢になります。熱したオーブンを冷ますのに時間がかかるように、頑強なピッタは、鎮めるのに時間を要します。

コーヒー、アルコール、辛い食べ物を摂取すると、ピッタが増大します。また、働きすぎても暴力行為を目にしてもピッタは増大します。
ピッタタイプの人は、冷水で目や頭や足を洗ったり、冷たいシャワーを浴びたり、寝る前に星を見たりして心身を鎮めるようにするとよい。

ピッタタイプの人がバランスを取るうえでかぎとなるのは、冷たい要素、落ち着いた要素、中庸の要素です。

「カパ」

カパは水と地に代表されるドーシャで、柔らかさ、粘り気、湿気、重さ、鈍さといった特徴を持ちます。カパは潤滑性の元素であると考えられており、肺、胃、胸部に蓄積されてしまいます。カパタイプの人は過去に注目することが多いようです。

カパの人は、寛大で穏やかな性質であり、3つのタイプのなかで最も思いやりがある。カパの人は他人を最も受け入れ、ロマンチックかつ官能的で、聞き上手でもあり、心から人生に満足している人が多いようです。
しかし、ひとたびバランスが崩れると、欲深さ、出し惜しみ、独占欲、倦怠感、抑うつといった形を通して、「重く粘着質」な性質が表に出てきます。

刺激的な食品や、苦味や渋みのある物を食べると、停滞感が助長されます。乾いたブラシを使ってマッサージする、陽気な音楽を聴く、昼寝をせずに早寝早起きをすることによって、カパタイプの人のバランスは回復します。

自分がどのドーシャなのか、ちょっと気になってきたでしょ。
美容室クローバーではアーユルヴェーダヘッドスパをオーダー頂いたお客様に、簡単な質問に答えて頂く“ドーシャチェックシート”のご記入をしていただいています。

それから三つのアロマオイルの香りを嗅いで、お好きな・・・身体が喜ぶ香りを選んで頂いて施術開始です。

リラックスして施術をお受け下さい。